MBA ファンディングアドバイザー 西谷佳之

金融機関経験を活かした中小企業の創業・経営支援

プロフィール

大阪府出身
甲南大学理学部から地方銀行勤務。神戸大学大学院修士課程修了し大阪大学共創機構勤務後ベンチャー2社に経営参画。
現在はファイナンス・起業支援の中小企業支援や大学生ベンチャーの起業サポートを行う一方で、女性の健康課題に向き合うための企業 株式会社エオストレを立ち上げ。現在は女性のQOL向上を目指しているが、女性のみならず全ての人々の生活改善を目標としている。

足跡

全国的に経済界の代表者を多く輩出している甲南大学にて生物学を学ぶ。
自治会活動で組織運営、交渉を行い 組織や人に興味を持ちはじめ、多様な業界と関わることが出来る地方銀行に魅力を感じ入行。

銀行員生活は約30年、ほぼ全ての店舗で法人営業を行い、1,000社以上の中小企業と関わる。
約10年4カ店で支店長を務め、全ての店舗を営業店表彰店舗とした。
ところが、金融不況に加え、合併に伴い社内の軋轢などが表面化してきており先行きに不安を覚えることになる。

同時期に、政府の女性活躍推進施策に基づき、銀行でも女性支店長の誕生が急務となる。急な女性支店長の登用は、性別役割分業色の強い銀行業においては他業界にも増して、組織的、人的問題が浮かび上がってきた。
銀行内部に不協和音が生まれ危機感を覚えたが、あまりの知識不足に驚愕とする。
ダイバーシティ、女性活躍について詳しく学び研究するために在職中に神戸大学大学院に入学。修士論文「ロールモデルの具象化による昇進意欲を高める要因の1考察ー女性管理職登用に関する実証分析ー」を仕上げる。

この時に、日本では制度に目を向けてはいるが、生物学的性差には目を向けられていないのではないかとの疑問を覚える。

支店長退任後1年間は本部にて地域創生に携わり、自治体との連携事業を行う一方、地域創生の一環として、創業支援やクラウドファンディングの案件にも多く接するも、銀行であるがゆえの制約によって十分な支援が出来ないのではないかと感じる。

 

その後大阪大学にて、大学発ベンチャーの起業支援事業に携わる。
引き続き、東京にてボードメンバーの一人としてクラウドファンディングベンチャーに入社しIPOを目指す。
コンサルタント事業としてもクラウドファンディングを中心としたファイナンスセミナーなどを行い始める。

ところが、入社したベンチャーでは組織組成が上手くいかず、IPOが難しくなり半年で役員を辞任することになる。コロナ禍でコンサル事業も引き合いが減少、厳しい状態が続く。

大阪大学時代のご縁で、クラウドファンディングのサポートの依頼を受けた大学発遺伝子解析ベンチャーに入社することとなり大阪へ移転。入社後半年で会社存続の危機に陥る。株主対策や法的対策を講じなんとか存続することとなり、取締役CFOとして就任、コーポレートガバナンス構築、組織作りから商品開発、海外独資会社設立計画に携わる。

企業ではコロナウイルス検査キットの開発にも携わり、大学以来の研究者として、勘を取り戻す。その後、細胞培養・抗ウイルス試験に従事し、ウイルス関連の商品開発にもかかわる。

コロナウイルス検査キット売上は好調に推移したが、コロナ収束、5類移行などから売上が激減。大きく業績を落とすことになり、次の事業設立が急務となった。
展示会などを見て回り「膣内フローラ」に着目。フェムテック事業立ち上げを行う。
フェムテック商品販売会社を何社も回り、ニーズを掘り起こし、膣内フローラ解析が高額であること、安価なら導入したい企業が多くあることを確認。企業に持ち帰り解析担当者と相談し、プロトコルを構築。業界の知識が無かったことから、協業企業とも連携し、膣内フローラ検査キットを商品化することに成功した。

膣内フローラ検査キットは注目を浴びたが、他の解析より安いと言っても1万円程度になるため伸び悩む結果となる。サプライチェーンの構築とマーケティング施策立案が急務であったが、研究開発型ベンチャーのため1商品に特化することに対して異論が出るなど事業拡大のハードルは高かった。

自ら手掛けたフェムテック事業を大きくするため、2023年大学発遺伝子解析ベンチャーよりフェムテック事業をスピンアウトさせ起業。「株式会社エオストレ」を設立した。
銀行員時代から問題意識を持っていた「生物学的な性差」に着目し、もっとも女性に身近な困りごとの解決商品として検体を送付することなく自分で検査が可能な「おりもの検査キット」を開発。産婦人科医の監修もうけ2023年12月にベータ版をローンチするに至る。

生物学的な性差を埋めることが、ジェンダーギャップを無くし、社会の好循環に繋がるとの思いから事業を進めていく。

また、銀行時代より培ってきたファイナンス知識と経験は、ベンチャー時代の経験、独自の起業経験と相まって独自のノウハウを構築することとなったが、これを利用した企業サポートも事業として行っていくことになる。

株式会社エオストレHPhttps://eostreco.com

テイクオフパートナーズ立ち上げについて

「銀行員時代、1000人以上のオーナーと面談し、その何倍もの融資案件に携わる中で、企業と銀行の板挟みになることも多く、目の前で担当先が窮地に陥る場面に居合わせることもありました。また、制約のある中でオーナーの真の要求に応えられず、悔しい思いをしたこともありました。
このような中、真に企業サポートするためには、自らのスキルを高めることや、銀行外での繋がりが必要だと気付き、経営学の祖、神戸大学大学院にてMBAを取得。銀行とは別の立ち位置からの中小企業サポートを行うべくテイクオフパートナーズを立ち上げました。

浮き沈みのある今までの人生ですが、その経験を伝えていければと思います。

企業サポート、財務面、資金繰り上の問題、法人個人の資産運用、補助金サポート、事業承継、相続、M&A、IPO、起業等 銀行での知識経験に加え、クラウドファンディングを含む直接金融などの、あらたな手法やアプローチを中小企業に提供し、いろいろな知識と繋がりを駆使し、ともに発展していくことを目指しています。」

所属・実績・資格

【 所属学会 】
経営行動科学学会
ワーキングペーパー 「ロールモデルの具象化による 昇進意欲を高める要因の一考察」

【 所属機関 】
現代経営学研究所会員   日本愛玩動物飼養管理士協会会員  日本アロマ環境協会会員

【 講演、セミナー実績 】
大阪産業局 大阪大学 神戸大学 岡山大学 四天王寺大学 山門青年会議所 北九州青年会議所 東京中小企業同友会  ジャパンテクノロジーグループ他

資格等
・MBA (経営学修士)
・2級ファイナンシャル プランニング技能士(国家資格)FP2級
・2級知的財産技能管理士(国家資格)
・証券一種外務員資格
・クラウドファンディングコンサルタント®︎
・メンタルヘルス マネジメント®検定試験2種合格
・1級愛玩動物飼養管理士
・AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
・AEAJ認定環境カオリスタ
・コンプライアンスオフィサー(銀行)
・個人情報保護オフィサー(きんざい)
・フェムテックアンバサダー
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アバター画像
大阪生まれ 神戸大学大学院経営学研究科修了(MBA) 大学卒業後地方銀行勤務。支店長として約10年 4ヶ店 勤務し、推進部地域創生室を経験後、大阪大学産学共創本部に身を置き、特任研究員として大学発ベンチャーの創生に携わる。 東京にてベンチャー参画しIPOを目指した後、大阪にて大学発遺伝子解析ベンチャーのCFOとし経営に参画した経験を持つ。 中小企業支援をライフワークとし、テイクオフパートナーズを立上げており、企業支援の傍ら、セミナーなどを通じ起業志向大学生をサポートすることで新しい事業創出の一助を担うことをライフワークとしている。 現在はスピンアウトして起業、自ら手掛けたフェムテック事業の展開を図り、かねてから問題意識を持っていた女性の社会進出の一助を担うことを目標としている。

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